ウガンダマケレレ大学海外実践教育プログラム

吉田 のぞみ 医学部保健学科(2013年度入学)

 

ウガンダは2006年まで内戦が起こっていて元子ども兵やHIV/AIDS、貧困など様々な問題を抱えています。しかし同時に「アフリカの真珠」と言われるほど鮮やかな緑溢れる自然がありライオンやキリンなど野生動物がいて、気候も快適で魅力的な点も沢山持ち合わせています。ウガンダ人の性格は基本的に穏やかでホスピタリティが高く誠実な印象です。少しシャイなところもあり日本人と相性が良さそうな感じがしました。

プログラムでは2カ所の病院を見学しました。印象的だったのは患者さんの家族のケアをしているのが主に看護師ではなくて患者さんの家族であったことです。ウガンダでは看護学生は多数居ますが病院の経済的な事情により看護師を雇用できないという理由もあり現場では看護師が圧倒的に不足しています。看護師1人で患者さん60~70人受け持つこともあるそうです。そのような事情もあってか患者さんの家族が看護師の役割を担っているようでした。家族が患者さんのベッドの傍に布を敷いて寝泊りすることも少なくありません。病室の外には洗濯物が干してあったりお鍋や食材が置いてあったりと生活の様子が垣間見られました。このように家族の絆が深く、人と人の関わりが濃い様子を見て、少子化や核家族化が進んでいる日本と対比して思ったことは衛生面や技術面はこれから進歩していったとしてもこのような光景は残っていてほしいなということでした。途上国と聞くと現状維持よりは改善しなければならないことが多くあるイメージが強かったので改善ではなく、このままであってほしいと感じたことが私自身新鮮でした。

 今回の研修で興味の幅が広がり様々な知識や経験を得ることが出来ましたが、他学部の学生やTAさん、訪問先の方々と交流する中で多面的な視点を持って自分の意見や考えを持ったり、他人の考えを理解するために研修で得た広く浅い知識や経験を深める必要があると感じました。そのため、まずは専門である看護の勉強により一層力を入れようと思います。その他にも英語やウガンダについてだけでなく自国の日本の歴史や政治・経済について外国人に説明できるように日々勉強しようと思います。ウガンダの未来に関わる人と交流を持つことで自分には何が出来るのだろうかと考える機会が何回かありウガンダという国を知った以上、この問に対してはこれから様々な経験を通して掘り下げていく責任があるのではないかと感じました。ありがとうございました。