事業概要・特色

本事業は、大学教育のグローバル化のための体制整備を図りながら、グローバルな舞台に積極的に挑戦し活躍できる人材の育成を図ることを目的としており、本学においては、以下の背景、構想の下「教育の場を世界に求めた人材養成」を展開します。

【背景】

本学は、「教育理念」である「知と実践の融合」の下、本学の目指す「グローバル人材」の育成のために、「持続性ある生存環境社会の構築に向けて―沙漠化防止国際戦略―」を国際戦略に掲げ、長年にわたって育んできた乾燥地域における教育研究を中心に、海外での実践的な教育研究活動を展開してきました。特に、本学が最も強みとする乾燥地域に位置する開発途上国、新興国へ比較的長期間(数ヶ月〜1年間)学生を派遣し実施してきたフィールド重視の実践教育は、「多様な文化を受容できる国際感覚」と「厳しい自然、社会環境での高い国際活動能力」を兼備した心身ともにタフで国際通用性のある人材の育成に大きな成果を上げてきました。

【構想と目的】

本事業の構想は、このような背景のもと、異文化、多言語、異環境をキーワードとして、教育、社会環境の厳しいアジア、アフリカ、ラテンアメリカ等の開発途上国、新興国で実施してきた海外実践教育の実績と教育成果を「グローバル人材」の育成に広く世界展開しようとするものです。そして、その目的として「今後50年にわたりアジア・アフリカ等の開発途上国・新興国が国際社会に果たす役割の重要性を認識し、これらの国々の厳しい自然・社会環境に耐え、日本人としてそこに生きる人々と価値観を同化しながら、開発途上国・新興国の発展に貢献し、併せて、心身ともタフで実践的な能力と卓越したマネジメント能力により、グローバル社会の中核を担うことのできる人材(グローバル人材)を育成する。」ことを掲げています。

【事業概要】

この目的を達成するため、①教育課程の国際通用性を向上させ、グローバル人材として求められる能力を向上させる取組、②語学力を向上させるための入学時から卒業時までの一体的な取組、③学生の留学を促進するための環境整備等のグローバル化を推進する取組、④教員のグローバル教育力を向上させる取組、さらに国際化の拠点となる大学間のネットワーク化等の取組を通じて、本学の国際化をより推進させ、グローバルな社会で活躍できる人材を育成します。

本事業では、「開発途上国や新興国を舞台に活躍できるタフで実践的なグローバルマネジメント能力の高い人材」を育成するグローバル人材像とします。具体的には、豊かなグローバルマインドを根底として、グローバルマネジメント能力(グローバル人間力、グローバルリテラシー、グローバルコミュニケーション力を統合的かつ総合的に兼ね備えた能力)とタフで健全な心身を有し、深い専門知識(理論)と高い技術力 (実践力)を体系的に修得することにより、進展しつつあるグローバル社会の中核として活躍できる人材です。

グローバル人材育成のための教育カリキュラムとして、全学生を対象としたグローバル基礎教育を教養教育で実施するほか、取組学部(農学部、工学部、地域学部)では、選抜した学生を対象に、グローバル強化コースを専門教育として実施する。特に、グローバル強化コースでは、 アジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国の開発途上国や新興国をフィールドとした海外実践教育を異文化、多言語、異環境下で実施します。

本事業の着実な実施のために、関連する学部、センター、事務組織を横断的に包括した全学的実施体制としてグローバル人材育成推進室を設置し、構想責任者と実施責任者の強力なリーダーシップの下,全学的かつ機動的に事業を推進します。