春期アメリカ英語研修

門脇 大輔 医学部医学科(2011 年度入学)

 

私がこのプログラムを知ったのは、学校掲示板の募集要項を見たことがきっかけです。海外に行って自分の現段階の語学力を試し向上させたいと思ったこと、以後まとまった時間をとれる最後のチャンスであるかもしれないと思い、この英語研修に参加しました。そしてプログラムに応募するにあたって自分を後押しした最大の理由が、自分を何か変えたいという気持ちでした。新学期から始まる病院を実際一年間回る実習を前に、将来医師を志す身としてのビジョンが全く見えなかった自分に何かきっかけが欲しかったのだと思います。私自身小学生の頃アメリカに二年半ほど移住経験があり、その時培った英語を使って海外で活躍できる人間になりたい。少なくとも大学に入学する前はそのように大きな夢を描いていました。しかし入学後は部活や、目の先の定期試験に追われ、普段の生活でいっぱいいっぱいになっていたように思います。この研修によって自分の将来についてより真剣に向き合えたのではないかと思います。

研修先では、かけがえのない時間を過ごすことができました。ホストファミリーとの日常生活はもちろんアーカンソー大学での授業でもすべて英語で過ごしました。一日に日本語を全く話さない日もあり、授業最終日に行われるリスニングテストでは、初日に受けた時より明らかに容易に解答出来た感覚がありました。三週間という短い期間でも全員英語能力が向上したことを少なからずも実感したかと思います。また島根大学、鳥取大学からの日本のクラスメートと一緒に過ごす時間が多かったのですが、このメンバーだからこそ最高の時間を過ごせたのではと思っています。母国語ではない英語を言葉にしてコミュニケーションをとるクラスメートの姿を見ました。なんとか相手に伝えようという想いがあるならば、世界どこでも渡り歩けるのだろうなと強く彼らから学びました。他の私より年下のクラスメートからすれば、一人だけ米子キャンパスから四年生がプログラムに参加していて少し異質に映ったかもしれませんが、そんな私を受け入れてくれて心から楽しいと思わせてくれた皆さんに感謝しています。この研修を通して、以前から考えていたUSMLE (United States Medical Licensing Examination、米国医師国家試験)の受験をすること

を決意しました。臨床留学は簡単な事ではありませんが、この研修の経験を活かしてチャレンジしてみたいと思います。本当に楽しく、忘れられない研修となりました。